1人暮らしで体調を崩して(2)

こんにちは。

前回の記事では、私の経験も踏まえながら一人暮らしの方(特に元気な大学生!)向けに風邪への心構えをまとめました。

ringorira.hatenablog.com

今回は第二弾ということで私がベッドで寝込んでいる時に考えてたこと、疑問に思ったことをまとめてみました。

 

ああ、わたし死ぬのかな。

これまで大した病気になったこともなかったので、今回高熱が続いたのは自分にとって本当に予想外のことでした。

熱は最高で39.9℃までいったし、薬で熱が下がっても効果が切れたらまた高熱に元通り。私の身体、どうしちゃったんだろうって感じで。そんな朦朧とした状態になると、不安になりました。

『ああ、このまま私死ぬのかな。』

『明日、来るかなあ。』

なんてネガティブなことも考えてました。(今となっては笑える話になったよかったです笑)

大学生だし、人生まだまだ何十年もある、と思いがちだけど、いつまで生きるかなんて誰にも分からないし、もしかしたら、何らかの形で明日死んでしまうかもしれない。そんなことを考えるともっと毎日を全力過ごしたいなと実感しました。

 

孤独死は意外と身近な問題なのかもしれない

今回の体調不良は自力でどうにかなるものではなかったけど、助けてくれる友達がいてくれたお陰で正常に戻ることができました。薬や食料を買ってきてくれたり、LINEで声をかけてくれる人もいて心身共に友達に支えてもらいました(マジで感謝)。

もし彼らの助けがなかったら、私は自力でスーパーやドラッグストアに移動して薬や食料を買い求めるか、amazonで物品が届くのを待って、ひたすら回復するのを待つしかなかったかもしれません。そんなことを考えるとなんだかゾッとしました。突き詰めて考えれば、孤独死って1人暮らしにとっては案外身近な問題なのかもしれません。

 

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ここでは孤独死を、「誰にも看取られずに、死亡すること。三省堂大辞林より)」と置きます。

1人暮らしの人のうち、どんな人が孤独死を迎える可能性があるのか考えてみました。

 

(1)他者への連絡手段がない人

(2)連絡手段はあるが、助けを求めるのが嫌いなで、人に頼れない人

(3)連絡手段はあり、助けを求められるが、周囲に助けてくれる人がいない人

 

年齢・体力・地域・インターネット環境など、様々な要因が重なって上記のような人が生まれ、結果として孤独死に繋がっているのかもしれません。

 

この問題、どうしたらいいか考えてみた

孤独死に関してどうアプローチしていけばいいのか、上記(1)〜(3)それぞれの問題に対して解決策を考えてみました。(実現可能性無視で思いついたものを載せてます。)

(1)他者への連絡手段がない人

・携帯端末を支給して連絡手段を持たせる

・突発的な急病に対応できるよう、健康管理のできるウェアラブル端末を手配する(携帯端末と似てます)

・老人ホームなど、集団住宅に入ってもらい、一人暮らしを回避

・家族と住んでもらう

・人の動きを感知するセンサーを家に設置する

・定期的に誰かが家をチェックする

 

(2)連絡手段はあるが、助けを求めるのが下手、周囲の人に頼れない人

・匿名でも助けを求められるサイトを設置する

・LINEなどで簡単に相談できるサイトを設置する

・かかりつけ医を決めておき、困った時にすぐ頼れるようにしておく

(3)連絡手段はあり、助けを求められるが、周囲に助けてくれる人がいない人

・あらかじめ地域コミュニティに参加して周囲の人と仲良くなっておき、助けてくれる人を増やす

・助けてくれる人のもとへ移り住む

 

もっと素敵な案があったら教えて欲しいです。。

 

 どうしたらいいか考えてみて、思ったこと

孤独死に関してどうアプローチしていけばいいのか、考えてみて、問題(1)に関してふと疑問が出てきました。

その疑問というのは、

『他者への連絡手段がない』というのは、果たして本当に問題で、解決すべきものなのだろうか、ということです。

つまり、(1)に対する解決策として上にいろいろあげましたが、この問題って、時間が経ったら解決されているんじゃないか、と考えました。

より具体的に述べると、例えば50代のネット利用率(91.4%)から考えると、彼らが80歳を迎える30年後には、誰もがスマホやPCでインターネットを利用する時代が来ていて、「連絡手段がない」というのは問題ではなくなっているのではないのか、ということです。

まとめると、現状としては問題だけど、時間の経過によって解決されるもの、というのは本当に問題なのでしょうか。これが私の思った疑問です。

 

同じような現象は他の場面にもあります。

例えば、2020年のオリンピックに際して東京を中心とした関東圏の宿泊施設が足りない、というのも現状として大きな問題です。しかし、オリンピックが終わりさえすれば訪れる人も減るでしょうから、それは問題ではなくなってしまいます。

現状の問題解決に向けて多くの宿泊施設が建設されていますが、2020年以降のことを考えてみると、逆に宿泊施設の供給過多に陥る可能性もあるのではないでしょうか。

たしかに現状としては、連絡手段がない・宿泊施設の問題はそれぞれ解決しなければならないものですが、長い目でみると将来的には問題ではなくなったり、先ほど述べたように、また別の問題が発生する可能性もあります。ジレンマですね。

 

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まとめ

『現時点では問題だが、時間の経過によって解決されるものは本当に問題なのか。』

この問いに対してまだ私は答えが出せていませんが、少なくとも言えるのは、現時点で表出する問題の解決策を考える際には、

・時間が経てばどうにかなる問題なのか。なるとしたら今をどのように乗り越えればいいのか

・考えた解決策が将来に及ぼす影響

この2点は必ず考慮しなければならない事柄だと思いました。

 

このジレンマ問題、今後も考えていきたいと思います。

おわり